コルヒチンの服用決定

炎症を抑える「コルヒチン」を使うか使わないか

CRP(炎症反応)の数値が横ばい(CRP19→10→11)なので、退院は様子見で先延ばし。検査や回診の合間をぬって、娘の学校のこと、放課後に遊ぶお友達のこと、夫やママ友とメールでやり取り。入院してるとさぞかしヒマだろうと思われがちだが、何だかんだと結構忙しく時間は過ぎるのだ。

(M先生の回診)

⑴今回、発熱する前に2、3日あごが痛かった事は、今回の心膜炎の、一連の症状の最初の症状という所見。

⑵ここ数年で心膜炎を繰り返している(4年前と今回)ので、炎症を抑えるコルヒチンという薬を使うか使わないか、検討中。

→コルヒチンは副作用も多い薬で、私の担当医のA先生は、なるべく使いたくないと言っているとのこと。

⑶いつ退院できるかは、明日の採血の結果次第。ちなみに、好酸球の数値については、全く今回の心膜炎の影響による動きはない。

単独での病院内移動が自由になった!

今回、一般病棟に移ってから不満だったことは、「同じ階のフロア内しか移動できない」事だった。以前に入院した時は、一般病棟では一人でエレベーターに乗って検査に行ったり、院内のコンビニまで買い物に行ったりしていたのだが、何故?

特にコンビニでのお買い物となると、いちいち看護師さんにお願いして付き添ってもらうのも申し訳なく、不自由さを感じていた。

先生の回診後、部屋にきた看護師さんから、不意に「手首の黄色いリストバンド、取り替えましょう」と言われて、「あ〜〜、、、」と気づいた。

「ほうじ茶ラテさんは、発熱病棟に入院したときに黄色いリストバンド(歩行危険度2)を付けているので、同じ階のフロア内しか移動できない患者さん扱いだったんです。」

そして、黄色いリストバンド(歩行危険度2)はハサミで切られ、白いリストバンド(危険度1)に取り替えられた。先生からのOKが出たのだ!

嬉しい〜(喜)

看護師さんたちに気を遣わずに、院内とはいえ単独でお買い物に行ったり出来るのと出来ないのとでは、入院生活に大きな違いが出てくる。院内コンビニOK、一人で検査に行くのもOK、なんという自由、解放感!

気分転換もしてストレス溜めずに、筋力が衰えないようにたくさん歩いて、早く血液の数値良くして、元気になって、家族のもとへ帰ろう。

CRP(炎症反応)の値、急降下

前日に院内コンビニまでお散歩を満喫した翌朝、採血前にくしゃみ、鼻水などのアレルギー反応があり、「好酸球上がってないかな〜」と、少し心配に。カーテンの開け閉めの仕業だろうか、、、

採血の後、レントゲンと心電図の検査に行った。

検査から部屋に戻るとすぐに、先生方が回診に見える。

(先生の回診)

⑴CPR(炎症反応)の数値は、CRP4まで下がった。入院時のCRP 19を始め、CRP10→11と横ばい傾向だった数値が、ここに来てグッと下がった。

⑵翌週には退院できそう。

⑶コルヒチン(炎症を抑える薬)の服用決定。毎朝一回、少量服用する。

こうして、朝一錠のコルヒチンが、私の服薬生活に仲間入りした。

急性心膜炎:ウィルス性か、膠原病の合併症か?

3年ぶりの入院、お懐かしの膠原病内科の病棟。
発熱病棟にいた時は、全くと言っていいほど食欲がなかったのに、一般病棟に移ったとたん、ほぼ普通に食欲が回復。
1日目のディナーは鶏の照り焼き。美味しい、、、(涙)
あとで具合が悪くならないように、念のため少し残したものの、回復傾向を感じて嬉しかった。
食事が終わった頃、定期外来での担当医の先生が、部屋に入って来た。

私は、久し振りに「顔見知り」の顔を見て嬉しく、センセー!と思わず満面の笑みになったが、先生の表情は強張っているようにも見えた。
こっちに移ったら食欲も回復して来て、ほら、食事もとれたんですよ〜と、食べかけの食事を指さすと、先生の表情は少し和らいだ。

⑴今回の心膜炎は、おそらくウィルス性のもの(4年前になったパターンと同じ)
膠原病由来のものではないだろう
⑶造影MRI検査で、心内膜の様子までよく調べる

このような見解だった。

翌日から、担当医の先生が代わり、入院中の担当医として診ていただく事になった。

免疫抑制剤(アザニン)の一時服用中止

心臓の内膜の様子までよく診るため、造影MRIの検査に向けての準備が進む。

造影MRIと、喘息との相性が悪い(危険因子となる)ため、ステロイド30ミリを、検査当日の明け方、午前4時に飲むこととなった。一度起きると眠れなさそうなパターン(涙)

さらに、ステロイド30ミリをもう一度、検査2時間前にも飲む。

今回の心膜炎は、膠原病由来のものではなく、ウィルス性だとみられているが、

⑴普段の免疫抑制剤の服用と関係あるのか?

⑵普段のステロイドの服用を中止したことなどとも関係あるか?

こう言った点を先生方は注視していきたいとの事だった。

ウィルス性だった場合(コロナもそうだが)、免疫抑制剤の服用で感染しやすくなってしまうとされる。

もっとも、私が以前に外来の先生に聞いたときは、「免疫抑制剤の使用で感染しやすくなるという、ガッツリしたデータはまだ無い」との事だったが。

ひとまず、入院中は免疫抑制剤(アザニン)の服用は中止して、様子を見ることとなった。

半年前の心臓の痛み

実は半年前、ただ一度だけ、夜中に心臓が痛くなったことがある。

ちょうど寝ようとした時に、心臓に骨が突き刺さるような痛みが襲い、身動きが取れず、布団の上にうずくまった。

ママ、どうしたの?と、10歳の娘が、心配そうに覗き込んでいる。

自覚症状としては、かなり「ヤバい」ものだった。夜中だけど、娘が助けを呼べるだろうか?電話で?実家の母に?いや、同じマンションの姉だろう、、、

肋骨が心臓に突き刺さるかのような痛みで、少しでも身動きしたら突っ張るような、刺すような痛み。こんな時に血液がドロドロだったらまずい。水分をとって血液の流れを少しでも良くしようと、娘にお茶を注いで持って来てくれるよう頼んだ。

お茶を少しずつ飲む。10分ほど経っただろうか。ゆっくりと筋肉が和らいでいくような、鋭い痛みが少しずつ溶けていくように感じた。そして、一連の痛みが治まってからは、何事もなく過ごすことができた。

たまたま、翌日が病院の定期検診の日だった。外来の先生に伝えたところ、血液検査の結果は問題がなく、様子見でいいだろうとの事だった。

造影MRIの結果、心臓に炎症あり

半年前の、心臓(心筋)が硬直したように痛かったことと、今回の心膜炎は関係があるのだろうか?

入院中の担当医の先生に伝えると、えっ、と驚いたような表情。その件は初耳だったようだ。

また、今回、発熱する前にアゴが痛かったことは関係があるのか?

聞いてみたところ、心筋などが痛む最初の症状としてみられる痛みで、「放散痛」と言うようだ。

そしてその後、造影MRIの検査に行った。

検査が終わって、部屋に戻ると間もなく、先生方が結果の報告に見えた。あまりに早いので驚いた。

心臓本体の筋肉にも少々、炎症の所見があるとの事。

今のところ、CRP(炎症反応)が横ばい(CRP19→10→11。普段は0.02以下)なので、退院は先延ばし

炎症を抑える薬(コルヒチン)を飲むかどうかは、まだ様子見との事だった。

発熱病棟4日目、PCR検査の結果が判明

38度以上の高熱が翌日も続いた。ナースコールで解熱剤を頼んだが、38.5度以上にならないと処方できないとのこと。
これが結構キツく(笑)
目をグリグリ押してみたり(目の奥が痛い)、眠れもしないし、ただひたすらに苦しみと向き合いながら時間が過ぎていく。

食欲もなく、これが一番つらい

発熱病棟なので、PCR検査結果が出るまでは、看護士さんへの感染を極力避けるため、食事もベッドまでは運んでもらえない。「お食事です」とドアの脇に、トレイに乗った食事が置かれる。食器は全て使い捨て容器。
食事が終わったら、そのままビニールに入れてドアの前に返却する。熱で食欲がないので、勿体無いけどほとんど口を付けられないまま(水分だけなんとか口にして)、返却したことも多かった。

そして、入院して4日目の午後、看護士さんがドアを開けると、「すみません、30分以内に部屋を空けられますか?」と告げた。
「PCR検査の結果が出たんですか?」と聞くと、「あ〜〜、、、ホントは先生からお伝えしなければいけないんですけど、、、」と言いつつ、答えてくれた。

結果は、、、「陰性」!!

すぐに夫に連絡。学校を休ませていた娘も、翌日からは登校できそう

そして間髪を入れず、部屋を引き揚げることとなった。30分以内に出ないといけないので、手早く荷物をまとめる。
と言っても、身一つで来たので、大した荷物もない。
結果を聞いてから30分後には、発熱病棟を出て、一般病棟の膠原病内科の個室に移っていた。