入院先にてPCR検査の結果待ち。ひとまず子供の学校を休ませる

朝、カーテンを開けると、朝焼けの中に紅葉の街が見えた。ビルに光が差し、電車の音が聞こえる。遠くにはかすかに富士山らしき山も見えた。

心膜炎と言われたものの、PCR検査の結果が出ないうちは感染症患者として入院生活を送ることとなる。

当然部屋からは一歩も出られないし、家族も面会禁止となるので、スマホなしではどうしようもない。

こういう時、Wi-Fi環境があるのはとてもありがたいことだった。

夫から入院後初めてのFaceTimeが入る。「電話の先生の話では、肺がキレイなので多分コロナじゃないでしょうって言ってたよー」

そうなんだ。良かった。わたしの知らない情報をありがとう(笑)

家族は自宅待機。子供の学校を休ませる

病室から出られないので、レントゲンも部屋までやって来てくださる。大きな機械が部屋に入って来た時はビックリだった。

先生が病室にやって来て、2回目のPCR検査。長細い、綿棒を鼻の奥にゆっくりと入れられる。数秒間。やはり涙が出たが、今回は、これで終わりだった。

前回と今回、PCR検査の結果がまとめて出るという。出るのが早くとも月曜日の午後になる。

一応、先生に聞いてみた。

「検査結果が出るのが月曜の午後ということなんですけれども、それまで家族は自宅待機にして、子供の学校も休ませたほうがいいですよね?」

「うーんそうですね…もし陽性だったら大変だもんね。」

「陽性の場合、どこまでが濃厚接触者になるんですか?」

「マスク無しで、何メートル以内で15分以上いたとか、色々基準があるんだよね。」

とりあえず子供の学校を休ませる準備開始。パパ、連絡帳書けるかな…。

文面を考える。母親(妻)が持病で入院しており、その際PCR検査を受けたので、検査結果が出るまで学校をお休みさせていただきます。

夫にしてもらう事を伝える。前日までに同じマンションのママ友に頼んで、お子さんに連絡帳を預けなくては。

ママ友にメッセージで状況報告とお願い。日曜で出先からだったようだが、すぐに返信があり、無事に預かってもらえた。こういう時、身内以外で助けてくれる人の存在は、本当にありがたさが痛み入る。