身内に病気のことを伝える
2017年10月8日、ようやく、私は日本にいる身内に病気のことを告白しました。
義理実家には、主人の口から伝えてもらっていたのですが、なぜ、ここまで身内(実母と、母の近くに住む実姉)に伝えるタイミングが遅くなったかというと…
①母が極度の心配性である(何事も悪い方向に考える癖があり、まだ病名もわかっていないうちから早々と知らせるのは避けたい)
②9月にその母が喜寿を迎えた(お祝いを送ったばかり)
このような事で悶々とした日々を送り、なかなか言い出せないまま、時間が過ぎて行きました。
しかし、日本に帰国すれば、実家に身を寄せ、さらに娘を近くの小学校に通わせるのは必須。お世話になる事がわかっていて、お願いしなければならないのに、いつまでも言わない訳にはいかない…。
そして、ようやく姉に下記のような相談のメールを送ったのでした。
夏に滞在中は色々とお世話になり、ありがとうございました!
お休みの日に、急にごめんなさい。お母さんにはまだ話してないのですが、まずはお姉ちゃんに相談させてもらいたくて、メールしました。その後、シンガポールに戻ってからも疲れやすいなどの症状が顕著になり、調べたところ、白血球の数値が異常に高かったの。こちらの専門医にかかってこの1ヶ月、ステロイド治療をしています。その後、すぐに薬が効いて数値は下がって来ました。減薬してからこの2週間ほどは停滞気味ですが、家で安静にしている分には問題ありません。先月からこちらに初めて日本人の血液内科の先生が入ったので、相談したところ、やはりこちらでは調べられない事とかもあるので、日本での検査を勧められました。そうなると、私とK(娘)だけ、一時帰国して、実家から通院、通学させてもらう…という事になりますが、急にこんなことを言うと、母がどれだけ動揺するかと思うと、言えずにいます。ちなみに、今の段階では好酸球増多症の疑いというもので、他の病気が見つからなければ、シンガポールに戻っての治療の継続が可能です。少し長く付き合わなければならないかもしれませんが、病気自体は良くはなっていくようです。学校については、やはりA小学校が現実的かなと思います。様々な理由で、日本の小学校に1ヶ月だけ通わせたというケースもこちらではよくあり、学校の手続き自体は簡単にできるとのことです。まだ、連絡を取っていませんが…時期的には、11月頃の帰国を考えています。近日中に、専門医の受診があり、そこで日本の病院の予約を取りたいと思っています。急にこんな話をして、本当にごめんなさい。お母さんにも、同内容のメールをしようと考えていますが、タイミングなど悩んでいます。でも、お願いしなければならない立場なので、決めた事なら言わないといけないよね。いつも心苦しいけど、お姉ちゃんにサポートしてもらえると助かります。
姉からの返信
心強い言葉、ありがとう!!
昨日、診断書を書いてもらって来年度のPTA役員の免除申請を出しました。
担任の先生にも病気のことと、一時帰国を考えてる旨を伝えました。来週16日に、こちらの専門医の再診があるのですが、日本人の血液内科の先生に同席してもらい、今後の方針を確認することになっています。
その後、日本の病院の予約をとるという流れになりましたが、J医院を勧められています。まさか娘をA小学校にやる事になろうとは思ってもみませんでしたが、Kにとって、日本の学校を体験することが良い経験になったら良いなと思います。
今回の事は、Kの成長のきっかけにはなったかもしれません。学校でお弁当を買う「買い弁」も出来るようになりましたし(今まではビビって出来なかった)、歩いて5分ほどのバスポイントまで送り迎えしなくても良くなりました。朝は他の子どもや保護者と合流するし、帰りは同じ棟の人達と帰って来ます。また、放課後はよそのお宅で遊ばせてもらったり、一緒に宿題させてもらって、時には、そのまま夕飯を頂いて、シャワーまで入って来たことも…
海外日本人コミュニティという環境で、時には疲れることもありましたが、こういう時の助け合いは本当に有り難く、ただただ感謝です。また、同じ棟の元看護師さんが、毎日のように診に来てくれてます。初めに異常値が出た時は、メールで相談したら駆けつけてくれて、その後も彼女の指導で初動の早い治療が開始できました。本当に、感謝してもしきれません。
もちろんボランティアなどはお休みし、病院に行く以外は家で療養させてもらってます。
買い物も宅配にしました。すぐに届くし、実は割安。早くそうしていれば良かったです…色々なことを思いつくままにお伝えし、ごめんなさい。
二人の力強い言葉が何より嬉しく、力が出ました。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。本当にありがとう!!