ナウシカの「王蟲」!!

腫れは、左足の甲だけにとどまらず、見る見るうちに足首周りまで広がり、さらには右足も同様に広がって、両足が象の足のようになりました。

腫れた肉が覆いかぶさり、ルーズソックスをはいたような状態という方が近いかもしれません。そして、足首の関節にできた水泡が埋まり込み、歩くたびに押しつぶされます。

オレンジ色の水風船のような水疱が並び、それに覆いかぶさるように段々になった腫れた足首周り…

まさに、映画「風の谷のナウシカ」の「王蟲(おうむ)」!!それも怒りバージョン…

病院に行くと、先生も、ローカルの看護師さんたちも、「何だこれは…」という感じで、ドン引きしてガン見しています。

その時は蜂窩織炎(ほうかしきえん)だろうということだったのですが、すぐに日本に一時帰国するということもあり、応急処置として点滴を受けました。そのあと診察台に行き、大きな水泡は針で潰してもらいました。

一人の看護師さんに「一体何に刺されたの?」と聞かれました。

そして、夫に手伝ってもらい、足を包帯でぐるぐる巻きにして、空港に向かいました。

機内では、時々襲われる、震えがくるほどに耐え難いかゆみとの戦いになりました。

そして一回だけ、包帯の上から掻きむしってしまいました…。

それは、日常ではまず味わえないような物凄い快感でした(汗)

水泡は、意外にも丈夫で破れない類のものでしたが、その時は流石に破れて、汁が滲み出て来てしまいました。

さらにしばらくすると、足の膝下のあたりに、堪え難いかゆみを感じて、もう一回だけ、掻いてしまいました…

するとどうでしょう。見る見るうちに、足首の腫れが、ひざ下まで広がって来たのです!!そして、掻いた部分にも大きな水疱ができてしまいました。

とりあえず、病院でもらった効かない塗り薬を塗り、掻けない代わりにグリグリと塗る、という感じで耐えしのぎました。続きます…

 

 

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